時代を超えた傑作―1920年代イギリスの闇を描く 1920年代のバーミ
時代を超えた傑作―1920年代イギリスの闇を描く
1920年代のバーミンガムを舞台に展開する犯罪ドラマ「Peaky Blinders」。第一次世界大戦から帰還した主人公トーマス・シェルビーを中心とした、ギャング団「ピーキー・ブラインダーズ」の台頭と権力争いを描いた作品。彼らは違法な賭博や密輸を行いながら勢力を拡大していくものの、政府や敵対する組織との衝突が避けられません。トーマスはギャングとしての成功を追い求める一方で、過去の戦争の記憶と向き合いながら、家族を守るために戦います。路地裏、バーミンガム、南部、ロンドン、イギリス、外国…他人とは違う、トーマスの底知れない野心はだれも止められない。
シーズン5まで見ました。(全部見終わりました)
主要キャラの簡単な説明
- トーマス・シェルビー(主人公)
愛称はトミー。男の代名詞でかっこよすぎる。戦争で人格が変化。シェルビー家の次男。 - アーサー・シェルビー
トミーの兄。戦争によるPTSDに苦しめられている。トミーの右腕でギャングの実動部隊

- ジョン・シェルビー
トミーの弟。兄たちとは違って戦争による後遺症はない。ギャングの中では穏やかな性格で『三男』って感じがましまし

見どころ
- 緻密なストーリー展開と戦略的な駆け引き
- 絶望的な状況からの形勢逆転の仕方
- 戦争が男たちに残した心の傷の描写
- 圧倒的な存在感を放つキャラクター
- たばこ
- 酒
好きなキャラ
アルフィー・ソロモンズ

シーズン2より登場。ロンドンを根城とするユダヤ系ギャングのリーダー。掴みどころがなく強かな人物だが、トーマスとは利害が一致すれば協力する。
こいつ頭おかしいけど、信念をもって行動していて大好きです。ユーモアもあってユダヤ教の忠実な信徒。マーゲート大好きマン。途中から神になる。最後まで生きていて欲しい。
まとめ
たばこを吸いたくなるドラマでかっこいい男たちを見れます。トミーの野心は底知らずで残虐的。だが、ギャングなりの矜持を持ち覚悟をもって戦う姿に惚れます。男だけではなく、立場の弱い女性たちの奮闘にも感動することでしょう。ぜひ見てください。特に男性におすすめします。
作者山本
追記:全て見終わった感想(ネタばれ含む)
ドラマである以上、停滞することなくストーリーを展開する必要があります。それは理解していますが物語が進むにつれて展開規模が大きくなり、代償と見返りも比例していきます。ドラマを消化していくと取り返しのつかない犠牲を払うことになると感じてしまい、一旦休憩してくれと思ってしまいました。こう感じるのは、登場人物の思惑、過去の因縁、他国の介入によるでかすぎる伏線によるものだと思います。それらが絡み合い、混ざり合ってピーキー・ブラインダーズへと降りかかります。
安心なんてできなかったです。
あと、アルフィー生きててよかった!